世の中というものは、せわしないものだけに、かえってゆとりの気構えを築くことが大切になります。
走るだけの大事がこの世の中にあろうか? あえてそう思って生きていきたいものだ、そう思います。
走るのはこどもだけでいい。大人は常に「歩いて」いたいものです。
ベンチャーズのデビュー曲がこのWalk Don’t Run。カッコイイ曲ですね。大人のテイストがします。
ベンチャーズで一番有名な曲は「テケテケ」で有名なDiamond Head。ベンチャーズは日本で愛されたバンドで、一種の暗いセンチメントが曲の底流に流れており、わたし好みです。
知っている人はもちろん知っていますが、渚ゆう子が歌ったいかにも日本的な「京都の恋」も実はベンチャーズの曲なんですよ。
「二人の銀座」という曲もそう。この映画のオープニングは今みても最高にオシャレだと思いますね。
全国には無数のベンチャーズファンバンドがあって、ゴキゲンに演奏するカッコよいおじんを見るのは悪くないものです。
日本でのコンサートではCaravanが必ず聴衆からリクエストされたとか。私はじつは東京スカパラダイスオーケストラも大好きなのですが、かれらのデビュー曲がSkaravanであることに象徴されているように、スカパラにはベンチャーズの影響がかなりあるなあと最近ようやく気づきました。
年末年始はほんとうにひどいことが世の中にあって、それに対する怒りとか哀しみの情を鎮めるためには、静かな曲ではおさまらないこともあると思います(tongues of fire)。
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