雨の日はブラームス

春は桜の季節であると同時に、あめふる季節。

以前「雨の日はダウラント」という記事を書いたかと思いますが、曲はなんでもいいのです、雨の日は、何かクラシックが聞きたくなりますね。

いま聴いているのが、カルロス・クライバー指揮、ブラームスの交響曲第4番。

小医は音楽についてはまったく受動的で、斯界に詳しい人のススメで「これがいいよ」というものをそのまま受入れて聴くだけです。

この盤もそうで、10代の頃からくりかえし聴いてきましたが、ブラームスの交響曲第4番では、ほとんどこれしか聴いたことがありません。交響曲第1番ならシャルル・ミンシュ指揮、パリ管弦楽団の演奏ときまっています。

じぶんに見識眼(聴識耳?)がないので、「いいもの」を黙って聴くことで、他の「わるい」ものを聴くことから生ずる「わるい影響」を防ごうという考えです。

じつは、きのう、診療所のステレオを新調したのです。

昔ステレオといえば、電気屋では花形スターの扱いで、どこか畏れ多い雰囲気もまとっていたものですが、今は特殊に区画されたような小さな扱いで、ステレオを作っている会社自体、テクニクスは別格として、マランツ、ヤマハ、デンオンの3社しかないようです。ソニー、ビクター、パイオニア、ケンウッド、オンキョーなどはどこに行ってしまったのでしょう。

ステレオの世界は、クラシックファンと重なるように存在している、奥の深い世界で、うんちくの多い世界ですが、斯界に詳しい人の話をふむふむ聴くのが私はすきで、今回も電気屋の人にいろいろ教えてもらいました。

大衆むけの価格帯で「プロ」からみればオモチャみたいなCDプレイヤーとアンプを購いましたが、それでも今回とうとうお釈迦になったものよりは、革命的に音がよくなったので、私はたいへん満足しています。

 

 

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