今年も余すところ、ひと月とはなりぬ。
十月にはつかれをり。
十一月に入りやうやう心地もよくなりぬれば、しはすの飾りをせむとおもひ、昨日は四条通なるいきつけの「る・のうぶる」に赴き、「すわろふすき」および「ばから」のびいどろ製を求めたりき。
「すわろふすき」の「くりすます・あいてむ」は年ごとに少しづつ集めたれば、今年ははや八体にもなれり。いづれも皆いと愛らし。
また、来年は寅どしなれば、昨年も購ひし「ばから」にて虎を需む。
「ふぉと」に写したるが、ぞんがい勇ましく見えて、いと頼もし。
ゆく年の、丑とそろへて、かざりたり。
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