謹んで、新年のお喜びをもうしあげます。
今年からついにわが診療所も3年めに入ります。
昨年11月に小医が病を得て、みなさまには多大なごめいわくをおかけ致しました。本年はそういうことがないよう、健康に留意しながら、事無く診療のあゆみをつづけて参りたいと存じます。みなさま、よろしくお願いもうしあげます。
ことしの玄関のお花は、紅白梅と千両を配してみました。青緑の釉薬がうつくしい壺は、辻村唯作。
正月1月4日5日は、昨年にひきつづき小医と受付は、新年にふさわしく着物すがたで臨ませていただきました。すくなからぬ患者さんからおほめをいただきまして、おそれいります。
昨年はNo.2434の患者さんでストップしてしまいましたが、昨日より新規患者さんの受入れが始まり、本年はNo.2435からの新スタートとなりました。
あたらしい歩みにふさわしく、問診表を一新、発達障害特性者の来院が多いわが診療所の、これまでの診療経験の粋をじゅうぶんに結晶させてみました。
平成29年5月1日から平成30年11月13日まで、1年7カ月間にわたる小医の診療経験をふまえ、これからも継続すべき姿勢は継続し、変えるべきは思い切って変えていこうと考えています。私はかなり守旧的なにんげんなのですが、こうした「マイナーチェンジ(微調整)」は避けられない節目にわが診療所は立つに至ったと思っています。
ひとり、ひとりの違いを、たいせつに。
このキャッチフレーズは変りませんが、新たに次のフレーズをうちだします。京都の市中(まちなか)にふさわしい大人のメンタルクリニックとして、
ハッキリ、まっすぐ、辛口です。
と事前におことわりしておきたいのです。「事実とむきあう」ことのできるおとなの患者さんは、これまでどれだけ謝意を小医に示してくださったことか。また「ハッキリ知りたい」「治そう」「よくなりたい」と真剣に願う人だけがよくなっている、ということも1年7カ月のあゆみのなかで実感いたしました。
「なんとなく」「きまぐれ」で来院し、じぶんの「得手勝手な期待」が裏切られると激高し、ありのままの「現実を直視できない」幼稚な方は、おたがいに貴重な時間とエネルギーがほんとうにむだになりますので、初診のかたにはよくよく注意喚起をしていこうと考えています。
京都はふるい老舗のお店が多いまち。
老舗は「ウチんとこの商品をわかって、気に入ってくださっている方だけお相手してます」となじみだけを相手にして、一見さんにつめたいとか言われますが、きれいごとを言わない老舗のリアルでいさぎよい姿勢にならおうと思っています。
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