三条通り、きものの老舗、千總さんの向かいにある韓国茶カフェ「素夢子」さんの植込みに、木槿(むくげ)が咲き誇っているのを朝にみて、元気になりました。
木槿は茶人がすきな花ですが、うつくしいですねえ。
わが庭の鉢植もちいさいですが、つぼみが大きくなってきています。早く咲くといいな。
しごとを終えて家路をたどる道すがら、祇園祭のお囃子の稽古を聞くのも風情があります。
誰に聞いたわけでもないですが、祇園祭というものがあって京都が成り立っているのだろうなあとなんとなく実感されてきます。祇園祭がなくなったとき、京都は京都ではなくなり、ただの町になってしまうのだろうなあと。
京都の七月。
この、はんなりとはとても私には言いえない都市にも、詩情が朝に夕にほんのりただよっています。
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