ふりかへつて、つらつら思ふに、まいにち毎日がおなじことでは、精神衛生上わるいんですな。すこし、違ふことを、をりをりに生活に取り入れること。
わたくしは、「変へる」といふことがきらひで、理由は浮薄ふはくだから、のひと言で片付けてゐたのですが、チョット改めてみようと人生の方針を変へることにしました。スルト、あれだけ、QUATROを贔屓ひいきに半年間、毎日まいにち通つたものが、どうも嫌になり、違ふ店を探さうと錦通りを烏丸から西に入りましたら、見つけましたよ。中華料理屋。
わたくしはもともと中華料理だいすきで、海老レタス炒飯、青椒肉絲定食、エビチリ定食、きくらげ豚たまご定食、回鍋肉定食と毎日通つてゐます。料理人は強面で、ガラの悪さうな兄アンちゃん揃ひですが、まあそれも店の活気ある雰囲気には似合つてゐます。比較的あたらしくきれいな店で、おすゝめです。界隈のサラリーマンにも人気高いやうです。だつて、こんなに美味くて980円なんだから、安過ぎます!
経済の話をついでに少しだけしますと、オーバーツーリズムで庶民にもひとつ、わかり易く突き付けられた現実が、日本はあらゆるものが「安すぎる」といふことです。ほんらいはもつと「高価格」に設定できるものが安く安く値段設定されてゐる。国内では物価が上がつてゐる、賃金上昇がそれに追いついてゐないとか言つて騒いでゐますが、日本国外からの視点が重要で、「円安」を考へ直すことのほうがはるかに重要かも知れません。トヨタなど日本国内の輸出企業のためには円安がいいんだと日本人は多く考へがちですが、円の価値は、日本の国力指標でもあるので、円高を程よく志向しないと、よれよれスーツを着た石破元首相のやうに日本はあなどられてしまひます。





