受験もおわって…
息子と料理教室。
「口先だけの男になるな」
これが本日の教え。
いますよねえ、口は達者だけど、じゃあ、やってみてごらんというと、からきしできない人。手も動かして、なんでも実際にやってみる。人生、経験がだいじです。
料理って、そういうことをおのづと教えてくれると思うんです。手始めにカレーライスを作るぞ。息子「お~」
まづはダシを。①スジ肉を買ってきて。まづはサッと茹でて、アクを出します。
最初の茹で汁はアクもろともぜんぶ捨てて、②もう一度水を張り直してスジ肉をコトコト茹で直し。この時にニンニク1, 2個も一緒に茹でます。ニンニク玉がやわらかくなったら茹で終り。息子「きれいな出汁ができました」
息子「ボク、スジ肉はチョット…」 小医「旨いけどな~」
ゆであがったスジ肉だけ取り出して、容器に保存。(あとで、他の料理に使います)
これでダシの一部が完成。これに京都錦市場のうどん屋「富美屋」のダシを足して完成。ここらへんは手間を端折っています。息子「男の料理だから、ま、いいか」
③玉ねぎ、にんじん、ジャガイモの処理をします。息子はまだ包丁づかいが不器用ですが、全部やらせます。息子「なかなか大変ですネ」
野菜をダシに投入してコトコト茹で始めます。
次はお肉の出番。息子「待ってました!」
カレーは関西だと絶対「牛」という感じですが、関東では「豚」なんだよね。息子「えっ!!」
牛肉は、「赤身に本気!!」のいづつ屋を贔屓にしています。ハネシタの部位を使うと最高のビーフカレーができます。ほれ、サイコロ状に切って見なさい、とぎこちない手つきの息子に包丁の力の入れ方を教えます。息子「おお~!」 こういう体で覚えることって、だいじ。頭だけじゃだめ。息子「ハイッ!」
④六面をまんべんなく焼いて、これをお鍋に投入、あとはルーを入れてしばし待つだけ。簡単だろ? こんなのバカでもできるんだから、私の得意料理はカレーとかいう女とは、結婚しちゃだめだぞ。息子「…」
ん~、いい匂い! じゃあ、いただきま~す!!
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