これからしばらく、「私の足の向う先」と題して、何回かシリーズものを書きます。
月に1回、お薬を頂きに、小医の出向く先が、小医も末席をよごしております中京東部医師会の現会長さんであられる俵医院さんです。西村医院さんや高橋眼科さんと同じ、弊院とは、蛸薬師通つながりの位置にあります。
医院は、風格ある京町屋の建物。
待合室は清潔な畳敷きで、趣味ある本も多く(奥さんがお茶を嗜んでおいでです)、ほっこりします。
先生、奥さんともお優しい方で、毎度癒されております。通うたび、小医も精神科医はもう廃しにして、ふつうの内科医に今からでも戻りたいなあ、という気持がしみじみわいてきます。
「いや、ダメですよ、先生。先生には、認知症のご老人の介護認定をする行政のお仕事などが、来年からは待っていますからね」と、「ご公務」を先日言い渡されてしまいましたが…。
なにごとも、世のため、人のため。
医者は、いかに開業医であろうと、なんだかんだ、お役目として、おおやけにお仕えする公務員のようなところがありますから、御奉公を致さねばなりませぬ。
小医も本日で満五十三になりました。
秋空(二句)
秋ぞらや 仰ぐ幼な子 われも又
秋ぞらや 仰ぎて憶ふ 幼き日 明以
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