小医は毎日の日記に『婦人画報』付録のダイアリーを昨年から使い始めているのですが、月月の季題、季節の銘、季節の挨拶が書いてあって、勉強になります。今回のタイトルにさっそく使ってみました。
小医は八瀬の一軒家に暮らしていたこともあったのですが、八瀬でさえ、これほどの寒さを感じたことはなく、今週の木曜午後からの冷えこみは格段異例ですね。
しかし外が寒ければ寒いほど、部屋でぬくぬくと過ごす安楽さは増すというもの。
また、夜更けであればあるほど、この安楽の時間を誰にもじゃまされないという安堵が密かなよろこびを増します。
診療所では花器が足りてきたので、昨年からいろいろな「小物」をすこしづつ増やしてきているのですが、がらくたのオモチャみたいなものでも寄せ集まると、ひとつの「ワールド」がうまれ、なにか心をやすめる作用があるようです。
何物にもおびやかされない、安全なちいさな世界。
「壺中天」を今年はきわめてみようかな。
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