なつかしきは、つねに子どものときに食べた味。
幼稚園の卒園式だったか、小学校の入学式だったかで、いただいた紅白の上用まんじゅうの味が今に忘れられません。
さいきん、またどんな風がふいたのか、いくつか老舗をためして、なにより美味と思ったのが、老松さん。
しっとりやわらこう餡になじんでお薄にも煎茶にもぴったりです。写真は「嵯峨の春」。
上七軒にある本店に行ったり、大丸の地下で買ったり、自宅からも診療所からも行くに便利です。
こちらの社長さんは茶人で江戸時代の御儒者、有斐斎こと皆川淇園の塾址弘道館を荒廃から近年すくいだした方です。
ご立派です。
くわしくは写真の書籍をごらんください。『平成のちゃかぽん』(淡交社、2017年)は、老松本店でも買求めることができます。
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