わが診療所のちかくでも、昼にやすんでいると、どこからともなく、あわれげに鳴くいきものの声が聞こえてきます。
過ぎた春宵、猫の戀。
その後この世に産声をあげた仔猫たちなのでしょうが、どこにいるのかな?
わが陋屋には使いようのない裏庭が風呂場の奥にあって、週末の土曜日、帰宅してお風呂に入ろうと思ったら、その方面からたよりなげな鳴き声が、アレ聞こえたなと思ったら、…いました。
母猫は、以前このブログでも少し触れたかと思いますが、わが縁側にときどき昼寝にきていた三毛猫です。お腹が膨らんでいるなと見てとっていたのですが、やはり妊娠していたようです。仔猫に乳をやる助けにと、ミルクやマグロの刺身も献上したら、ガツガツお召上りになったというのに、2日もすると仔猫ともども、雲隠れしてしまいました。
「ここは危険だ!」と思ったのでしょうか…。
さびしいきもちになりましたが、これでいいのでしょう。
たくましく生きて行っておくれ。
この記事へのコメントはありません。