猫の戀のあと始末(続)

あれからしばらく音沙汰がなかったのですが、母猫がひょいと姿を見せました。

「なんか餌くれろ」といいたげな顔つきです。

「オイ、何かくれろ」

あの仔猫たちは、いったいどうしているのだろうと思っていましたら、…いました。

べつに遠くに行ってしまったわけではなくて、灯台下暗し、わが小庭の縁側の下、そこに移動して、ひっそりかくれ潜んでいたのですね。

なあんだ。

仔猫たちは、3匹ではなく、4匹いました。

日向ぼっこしつつ、じゃれあっています。この世の至福。

うまいなあ。もぐもぐ。お椀の中にまで入り込もうとしています。

ごはんを食べたら、おひる寝です。ぬくぬく。

仔猫の性格もさまざま。

猫に興味のない人は、猫など皆おなじと高をくくっていますが、一匹一匹身ぢかに接して観察してみると、にんげんと同じで、十人十色。にゃらぬ、四猫四色です。ねこ好きならご存知でしょう。

白黒一号。こいつが一番食い意地が張っています。四匹のなかで唯一こいつだけがまだチビ助のくせに私を「ふ~」と威嚇します。可愛くないやつ。小心者なんですね。アドルフ・ヒトラーっぽい顔つきです。

白黒二号。この子は、その瞳の優しさに如実に人格にゃらぬ「猫格」が現れていますね。おだやかです。いつもキョトンとしています。何か夢みているものがあるのでしょうね。

茶トラ。コミカルな顔つきをしているだけあって、可愛いことをしますよ。

最後に黒ちゃん。この子が一番優雅でむじゃき。子どもらしい、にゃらぬ、仔猫らしい子です。ガツガツとした欲というものがありません。好奇心旺盛でいつも楽しそうに遊んでいます。最初は右目がつぶれかけていましたが(野良の仔猫は生れ落ちた時からてきめん目ヤニを病みがち)、栄養足りて両目が開くようになりました。(パチパチ)

母猫は私から餌をもらっておきながら終始鼻に皺を寄せて私を威嚇します。

「ハァ~!!!!」

白黒一号はこの母猫に似たもようです。

遺伝おそるべし…。

患者さんのなかにも、このノラのような「恩知らず」が偶にいるよなあ(Google review参照)、とぼやきながら、この猫一家の観察を、毎朝楽しんでいる今日このごろです。

「だまされないんだからね!」

 

 

 

 

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