むくげ。
なんぢはなにゆゑにかくもはかなく頼りなげによの中をうちながめてゐるのであらう。
こころ惹かれる花である。
弊院ではいつも六角花市さんでもとめる季節の花ばなをあしらつてをりますが、京娘のとなりにも季節の色紙をあしらつてをります。だいたいが京都大丸六階でさがしてくるのですが、いつからか、嵯峨におすまいの画家、屋代一生(やしろ・いっせい)先生のお作で統一してをります。
描く絵柄もお優しいのですが、描くご本人先生もお優しいお人柄とうかがつてをります。今年に入り「籠に椿」「立雛」「つつじ」「菖蒲」「牡丹」とつづいて今回は「むくげ」。
弊宅のむくげの終るまで、この絵で行かうと思ひます。
次作を何にするかが又楽しみです。
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