心地よく暮らす(4);絵本をながめる

敷物は、診療所ちかく御射山公園前にある布屋みさやまさんで購った、むす美製「円鏡」。うつくしい紫にひとめぼれ。

三条通を、烏丸通と堀川通のあいだでふだん往来している方は、きっと見覚えのある絵本だと思います。

あれ、どこかのお店のショーウインドーで見たような…

そうです。

Tous Les Deux(ふたりいっしょに)さんです。

ここの「ブラウニー」が絶品。てみやげにもっていくと、どなたからも、かならずや絶賛されることと思います。

いつも通るたび、この絵本が気になっていたのですが、昨日この絵本に値札がついていたので、思い切って買うことに。

この2冊の絵本の出版社は、

「エディション・エフ」というのですが、中京区にある出版社で、オーナーシェフのお知り合いの縁で、置いていたのだそうです。

エウレカ。

…これでこの一年の謎が解けました!

シェフが、バレエや宝塚のファンという「秘密」もついでに知ることができ、美意識高いお店の装飾のなぞも一気に解けた一日でした。

サンドイッチのほうは純粋に子ども向けですが、白鳥の湖のほうは、おとなむけ。ガブリエル・パチェコの絵がすばらしく、文字通り、身もだえします。

文学といえば、今のひとは、すぐに小説を連想しますが、それはまちがいです。小説など、ひとこと、つまらぬ。そんなものは低級だといいきるべきです。人生は短いのです。長編小説など、愚の骨頂。時間をむだにしてはなりません。小説は短ければ短い方がいいので、一行で終わるのならば、それに超したことはありません。つまり、和歌や俳句のごとき、詩が文学の華なので、詩心に満ちた文学形式は、詩を除けば、古来詩画一如というごとく、それは絵本に他ならないのです。こどもっぽいと言って馬鹿にするなといぢわるばあさん曽野綾子先生が、ワイルドの『幸福の王子』のあとがきで熱く啖呵を切っているので、自由のこころ意気を知るほどの人はぜひごらんあれ。

よい絵本には、世塵をあらう功徳あり。

まだわたくし自身があまり目を通していない本も多いのですが、さる10月29日に、たすかーた・そるて(家具のヤマカワ)さんから届いた福井木工所(福健)製の書棚に、これから少しづつストックしていきますので、お楽しみに。

 

 

 

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