ゴールデンウイーク中に、昂 KOU KYOTOさんで開催されていた「辻村唯」展におじゃましました。あらかじめ私はひとつ購っていたのですが、お店の人に頼んで店内にそのまま置かせてもらっていました。それを息子に当てさせようという趣向です。
「花生をひとつ買ってあげる。どれにする?」と訊くと、「これ!」と即座に選んだのが写真のもの。
「他にもたくさんあるよ」と言うと、一往店内を一周したのですが、やはり「これ!」
即断即決は、やはり父譲りか…。(あとで花屋で選ばせた花も即断即決)
「おとうさんが買ったやつって、どれかわかる?」と棚にずらり並んだものから選ばせると、「お父さんは、個性的な人だから、コレ、かな…」と選んだのが、茶席ではよくある耳付のゆがんだもの(ハズレ)。
質問のしかたが悪かったかなと反省した私は、問いを変えました。
「よしみつなら、どれを買う?」
いやはや、遺伝おそるべし、即座に「これ!」とわが選択眼と美事に一致。答をあらかじめ知っていた女性スタッフと辻村唯氏も「おおっ」と驚嘆しました。
「なんでコレ?」
「ん…シンプルだからかな」
よく親は子供に自分のいいところだけ遺伝してほしい。悪いところは遺伝してほしくないと願います。
しかし、真実はこうなんですね。
「まるごと遺伝します」。(笑)
この記事へのコメントはありません。