実地美術教育

ゴールデンウイーク中に、KOU KYOTOさんで開催されていた「辻村唯」展におじゃましました。あらかじめ私はひとつ購っていたのですが、お店の人に頼んで店内にそのまま置かせてもらっていました。それを息子に当てさせようという趣向です。

「花生をひとつ買ってあげる。どれにする?」と訊くと、「これ!」と即座に選んだのが写真のもの。

「他にもたくさんあるよ」と言うと、一往店内を一周したのですが、やはり「これ!」

即断即決は、やはり父譲りか…。(あとで花屋で選ばせた花も即断即決)

「おとうさんが買ったやつって、どれかわかる?」と棚にずらり並んだものから選ばせると、「お父さんは、個性的な人だから、コレ、かな…」と選んだのが、茶席ではよくある耳付のゆがんだもの(ハズレ)。

質問のしかたが悪かったかなと反省した私は、問いを変えました。

「よしみつなら、どれを買う?」

いやはや、遺伝おそるべし、即座に「これ!」とわが選択眼と美事に一致。答をあらかじめ知っていた女性スタッフと辻村唯氏も「おおっ」と驚嘆しました。

さいきん「百合」にハマっている小生です。もちもいいし、香もいいしで、言うことなし、ですね。

「なんでコレ?」

「ん…シンプルだからかな」

令和元年5月1日 KOU KYOTOさんで店主、永松仁美さんに撮っていただきました。

よく親は子供に自分のいいところだけ遺伝してほしい。悪いところは遺伝してほしくないと願います。

しかし、真実はこうなんですね。

「まるごと遺伝します」。(笑)

 

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