セミはひぐらし

昨年の記事で、「せみは蜩(ひぐらし)、八瀬すずし」と書きましたが、蜩のなく音は、山中の涼を伝えて、まことに申し分がありません。

夕刻となると、一層その趣が増します。

先週の木曜はひねもす、森田正馬の浩瀚な伝記をよんで過ごしていたのですが、夕刻4時ちかくに夕立がふりまして、炎暑をはらいました。

蜩や 繁き夕立 夏木立   明以

季語だらけの句ですが、夏山の生命力をたたえることで破格をご勘弁願いましょう。

雨後は、沓脱石にカエルくんも登場。ケロケロ!

 

 

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