とうとう祇園祭の七月もおわり、きょうから八月。
「祇園ばやし」のかざり団扇はしまって、阿以波さんの新しいかざり団扇でみなさまをお出迎えします。
日に日に暑さがすさまじい限りですが、みなさまご自愛ください。
令和元年八月朔日
八月は、人の世はもちろん、自然のいきものを含めて、生き死に、無常を強烈に感じさせる季節です。しばらく詩心がどこかで居眠りしていましたが、先日サラリと一句できました。陰気な句ととる人もありましょうが、これくらいサラリとこの世と人間もおさらばできれば爽快だと蟬の死骸にじぶんを重ね合わせていました。
京都大丸うらで
死んだ蟬 見る人もなく 転がれり 明以
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