すこしづつ、夏が、後景に退却しつつあります。
今年は例年より雑事が多く、年内もまだしばらくその煩いがつづきそうですが、いっぽうで、のどかな時もぽつりぽつりあり、おひるの食器を整え始めたのも、そのひとつ。こころに余裕はありそうもないのに、じつは出てきたのかしらとふしぎに思っています。
食事はなかみも大切ですが、魯山人の言をまつまでもなく、それを装う食器も大切。
食器は、私は、いつも辻留ゆかりの「ようび」さんで買っています。
中村恵子さんの唐津焼は、あじわいあり、長年家でもだいじに使っていて、今回は診療所用に、ご飯茶碗と箸置きを。箸は四条通堺町下ルの市原製。
これまでお皿を適当にしていたのですが、これではだめだなあと思い、すくないお小遣いから工面をして、瀧川恵美子さんという人の鼠志野の角皿を買ってみました。だんだんになじんでくると、いいのですけれど。
湯呑は、マイセン。カップの飲み口がたいへん飲みやすく気に入って、この3年はずっと愛用中。
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