猫の戀のあと始末(続々)

「お~い、コンニチハ! なんかエサくれろ」

あれから音沙汰のなかった猫たちですが、さいきん、音沙汰がありました。

仔猫たちです。4匹のうち、3匹が姿をふたたび見せる様になったのです。便りのないのはよい報せ。すくすくケガもなく、大きくなっていたようです。この子たちの父親らしき猫も一度見かけました。巨大で、ライオンのように堂々としていました。

猫のふしぎの一つに、人に馴れるものと、馴れないものの差があります。うまれ、なのでしょうか? それとも、育ち、なのでしょうか? こいつらは、残念ながら、馴れない種族のようですね。

「オット、ありがとよ! いただくぜ!」

 

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