台風一過

ふだんニュースを見ない小生は、台風来襲の知らせにびっくり。

昨日は、某製薬会社さんの社内研修会講師としてお招きを受けていたのに、延期となりました。

晴れては降り、降っては晴れてをくりかえしの天候が、いかにも台風だなあと、わくわくしました。

中国の古典『荘子』の冒頭にある、北海にすむ鯤という大魚が化して鵬という大鳥になり、颶風(ぐふう)をどよもしながら、南の海に羽搏き移っていくという巨大スケールな話が、自然思い出されてきます。

いまだ暑いですが、秋の気配はすこしづつ漂い始めています。

その証拠が、赤蜻蛉。

台風の渦をめざして、いざ飛び立たんとしているかのように、勇ましく見えます。

あたかも零式戦闘機。出撃準備は万端整いてあり。

赤蜻蛉 我も颶風(ぐふう)に 乗らむと欲す  明以

 

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