京の通り名

まるたけえびすにおしおいけ~

京都の東西を結ぶ通りを、丸太町通から始めて、竹屋町通、夷川通と、しもに下っていく唄。

診療所まで、私は、毎朝、二条通、押小路通、御池通とくだっていきます。

あねさんろっかくたこにしき~

姉小路通と三条通のあいだ、烏丸通東で、この通り名の唄を、じっさいに聴くことができます。それがこの機械!

7回まわすのだ! しかし、なぜに7回?

7回まわして、赤ボタンを押せば、唄が流れてくるしくみ。

「とどめさす!」…京都人って、怖い。(笑)

六角通をくだれば、或は四条通からのぼって錦小路通をすぎれば、そこが、わが診療所の面する通り、蛸薬師通! です。

烏丸通からは、東にはいってくださいね。

(後記)

通り唄は、つぎのものの方がおもしろい。

ぼんさん頭は、丸太町

つるっとすべって、竹屋町

水の流れは、夷川

二条で買うた生薬(きぐすり)を。

タダでやるのは押小路

御池で出会おた姉三に。

銭もろて買うて。

で落としてかられて。

まったけど々と

が知れとる(ま)どしとこ。

「まどす」…弁償する意の京言葉。ちなみに、いまも二条通には漢方薬卸の店がいくつもある。

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京都市中京区蛸薬師 四条烏丸駅・烏丸御池駅近くにある心療内科・精神科クリニック「としかわ心の診療所」ウェブサイト。診療所のこと、心の病について、エッセイなど、思いのままに綴っております。
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